【政治編 吉村大阪府知事】
首長のコロナ対策と器量の考察その1
政府が緊急事態宣言を発出してから、はや1か月が経った。
5月4日には更なる1か月の延長が発表され、多くの日本人は落胆のため息をついた。
明快な出口戦略を提示しない政府に、反旗を翻したのが吉村洋文大阪府知事である。
大阪府独自の判断基準である「大阪モデル」を発表した吉村知事は、いま最も注目される政治家である。
そんな吉村知事の顔相鑑定をしてみた。
顔相鑑定には色々の判断法があるが、今回は輪郭による判断法を重点的に考察してみる。
そもそも日本人のルーツは大きく分けて7種類ある。
それぞれのルーツが持つ特徴は、混血を繰り返しながら何百年、何千年の歳月をかけて受け継がれている。
特に輪郭の形質的な特徴は、そのルーツがよく表れるが、重要なのはそのルーツが持つ遺伝子の記憶である。それは自分の潜在意識に宿り、独特の思考スタイルをつくる。
吉村知事の輪郭は「ダイヤ形の知性派タイプ」に分類される。
このタイプの顔の特徴は、中国の聡明な客華族をルーツにもつ弥生系である。
輪郭はダイヤ形やレモン形をしていて、鼻下からアゴ下までが長いのが特徴的である。
額は広く、前に突き出ており、眉は薄くて細く、目は切れ長で涼しげである。
これらの特徴は、どれも吉村知事の顔の特徴と一致する。
発達した額は聡明な人の特徴である。
非常に頭がよく、向学心も旺盛で、物事に対して理性的で冷静な判断ができるクールな人間である。
創造性に富み、個性豊かで美的センスも抜群だ。
才色兼備で美男美女が多く、高貴な雰囲気を醸し出しているので、近寄りがたい雰囲気があり、
自分からも人に歩み寄ろうとしないので周囲からは誤解されやすいタイプである。
また、企画力や想像力が強い傾向がある反面、行動力に欠ける部分があるので、人からは「何もしない人」と思われるようなことがある。
今でこそ吉村知事は行動力があり、リーダーシップに長けているという印象があるが、本来は行動力に欠ける部分を持ち合わせているタイプなのだ。
このタイプの人の開運ポイントは社交性を豊かにすることである。
そもそも吉村知事は弁護士から大阪市議会議員を経て衆議院議員になるが、大阪市長選挙に出馬し、中央から地方行政に戻った経歴がある。
その後、松井一郎大阪府知事との入れ替え選挙で大阪府知事になり現在に至る。
一連の経歴は、橋下徹氏や松井一郎氏との出会いが大きく影響している。
このような出会いが社交性を生み、開運したのであろう。
まさしく、吉村知事の欠点を彼の周りのブレーンが補っているのだ。
もう一つの特徴は眉である。
吉村知事の眉は「剣眉」という眉である。「剣眉」は武士の眉、別名「義経眉」ともいわれている。
強い意志とタフな精神を持ち、多少のリスクを恐れずに積極的に目標に向かって邁進するタイプである。
あるインタビューで「政治家は使い捨てでいい」と発言しているが、このタイプの人は「完全燃焼型」の考え方の人である。武士の眉というだけあり、散り際にも美学があるのである。
余談ではあるが、長いアゴは子孫への遺伝子を継承する強い欲求を表している。
吉村知事には双子を含む3人の子供がいるらしい。この部分においても、顔相はその人の性格や資質、体質を正確に表していると考察(鑑定)できる。
ところで、度々TVに出演する吉村知事の活躍振りで、日本のトップリーダーには吉村知事が適任だという世論の声がみられる。確かに有事の時こそ、リーダーシップがあり、行動力があるカリスマを民は求める。
しかも吉村知事はこれまでリーダーとは違って若さが際立っている。ニューフェイスとしてみなが吉村総理大臣待望論を抱くのは納得の結果だと思うが、しかし、顔相学的な観点からすると、残念ながら吉村総理大臣の可能性は低いだろう。
もし、仮にトップリーダーになれたとしても短命政権に終わってしまうのではないかと思う。
何故なら吉村知事のアゴが細過ぎるからである。顔相で鼻下からアゴ先までは老年期の運勢を明示している。吉村知事の政治家人生のピークは60才くらいまでであろう。
これから先、たとえ中央政権に携わることになっても苦労することは避けられない。
そういう意味で、吉村知事は総理大臣にはならないほうが運勢的にはよいのであるが、
マックス・ウェーバーは著書「職業としての政治」の中で弁護士を政治家に適した職業に挙げている。
また、ウェーバーは政治家の資質に「権力感情」も挙げている。政治家には、情熱・責任感・判断力の資質が特に重要であると。若く熱血漢で弁護士・税理士の資格を有し才能にあふれた人物の存在をコロナ後もまわりはほって置かないと思う。
危機管理の場面で政治的リーダーの役割は極めて重いのだ。今は国難、有事なのだから。
今日の一句
正直は、常に最上の政策である。(ジョージ・ワシントン)
2020/5/8(小相元筆)
追伸:鬼籍に入った我が師より生前に授かったニックネームで筆を執る
※本文の内容は、顔相学的な見地から導き出した学術的な考察です。
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